ボダイジュの種子の製作

目的

ボダイジュの種子の模型を製作し、その構造が安定した回転と、ゆっくりした落下を行うよう工夫し、遠くへの散布にどのように寄与しているか研究する。


材料

  • 型紙(右記より型紙pdfをダウンロードできます)
  • スチレンシート(10cm×2.5cm×0.05mm)
  • 細いストロー(ストレートストロー3mm×13mm等)
  • BB弾
  • 両面テープまたはプラスチック用接着剤
  •  

     

    作り方

    図のように、スチレンシートを切り取る。

    翼が浅い舟型になるように軽く曲げながら整形する。

    ストローを翼に開けた穴に刺して両面テープや接着剤で固定し、他端にBB弾を固定する。

    飛ばし方

    翼の端を持って指をそっと離して落下させる。
    回転を増やすように翼を整形したり、大きさを変えたり、柄の長さを変えたり、おもりの重さを変えたり工夫する。

    参考

    ボダイジュはヘリコプターや、天然のタケトンボのような構造をしている。
    種子が機体、総包片がプロペラである。
    種子が落下する頃には丸い種がいくつか落下し、1、2個になったときに高速で回転しながら、ゆっくり落下する。
    風の強い日に梢を離れ、総包片をグルグル回転させて、遠くへ種子を運ぶ。
    種子をぶら下げた長い柄は、重心を下げるため、安定した飛行になる。