クリ(学名:Castanea crenata

樹高 : 落葉性高木で、高さ17m、幹の直径は80cm、あるいはそれ以上。
樹皮は灰色で厚く、縦に深い裂け目を生じる。
葉 : 長楕円形か長楕円状披針形、やや薄くてぱりぱりしている。
葉の縁は鋭く突き出した小さい鋸歯状の葉が並んでいる。
花 : 雌雄異花で、いずれも5~6月に全体的に
クリーム色を帯びた白い小さな花を咲かせる。

どんな植物なの?

日本と朝鮮半島南部が原産。
種子の内部は、豊富にデンプンなどの栄養素が含まれますが、イガの部分は、タンニンが含まれているので、渋いです。

クリのうち、各栽培品種の原種で山野に自生するものは、シバグリ(柴栗)またはヤマグリ(山栗)と呼ばれます。栽培品種はシバグリに比べて果実が大粒です。
(ブナ科 落葉高木)

種の旅の特徴

実を包んでいるイガは、熟すと自然に開くようになっています。
栄養素が豊富という点で、リスやネズミ類に運ばれたり、斜面を転がって旅をする場合もあります。