ニワウルシ(学名:Ailanthus altissima

樹高 : 約25mになり、樹皮は灰白色。
葉 : 葉は大型で枝先にまとまってつく。
互生し、基部が鋸歯状になっており、対になっている。
花 : 6月頃に咲き、枝先に円錐状の花序をつける。
緑~白色でたくさんつく。
果実 : 果実は長さ4cmほどになり、周囲に翼を持った種子が形成される。
風散布種子である。

どんな植物なの?

空き地や道端などで見られます。原産は中国の北中部です。

「ウルシ」という名が入っていますが、かぶれることはありません。ウルシに似ているからこのような名前になったという説があります。

翼は透けているので、中に豆のような種子(豆果)が入っているのが見えますが、剥けないのでさやではありません。この翼は、花柱が分離して子房壁が変化したものです。
(ニガキ科 落葉高木)

種の旅の特徴

種子はさや状のものに1つずつ入っており、翼状になっています。
この翼は、風に乗って飛ぶことができます。

翼はねじれたプロペラのようになっており、長軸を中心にスピンしながらひらひら回転し、風により遠くに飛ばされます。