ブタナ(学名:Hypochaeris radicata

葉 : 鋸歯があり、長楕円形。
花 : 頭花はタンポポと同じ多数の舌状花からなり、薄く茶色が混じる。
果実 : タンポポより茶色がかった羽毛をもった種子である。

どんな植物なの?

空き地や道端などによく生えています。
よくタンポポと間違えられるので、タンポポモドキという別名があります。

花茎の長さは20~60cmになりますが、タンポポでは普通17cm程で、ブタナの方が高く散布されやすいことがわかります。

また、タンポポは1本の茎に1つの頭花をつけますが、ブタナは茎が枝分かれし、数本の頭花をつけます。

セイヨウタンポポと比べると、葉には厚みがあり、切れ込みが緩やかです。また、表面にたくさん毛が生えているのが特徴です。茎はタンポポに比べて細く、固く、緑色です。

ブタナが群生すると、芝生が枯れてしまうという被害もあり、害草という形で見られ駆除されてしまうことも多いです。
(キク科 多年草)

種の旅の特徴

果実は円柱状の痩果(ソウカ)で、羽毛状の冠毛を持ち、風によってふわふわと飛ばされます。
1つ1つにパラシュートがあり、いろいろな場所に運ばれて生息範囲を増やしています。