ココヤシ(学名:Cocos nucifera

樹高 : 約30m。
幹はまっすぐには直立せずやや斜めに伸び、途中がよく屈曲する。
葉 : 約5mにもなる羽状複葉で、先端部に輪生状に葉が集まる特徴をもつ種類が多い。
花 : 小さく穂状で、ほうきをさかさまにした形状。
先端に沢山の雄花、基部に数個の雌花がついている。
果実 : 果実はココナッツとして有名。多方面で利用価値が高い。
果実は熟すと30cm程にもなり、やや先がとがった楕円形で、緑色。
その外側は丈夫な繊維を含む厚い層からなり、
その内側に非常に固い殻に包まれた種子がある。

どんな植物なの?

主に熱帯地方に多く、ポリネシアから熱帯アジアが原産で、特徴的な木の形状をしています。単にヤシと言えばココヤシを指し、世界中の熱帯地域で栽培されています。

固い殻の内部の周縁部には固形胚乳の層があり、中心近くには液状胚乳が入っています。

茎は、さやに包まれているものや、繊維をまとっているものがあります。
(ヤシ科 常緑高木)

種の旅の特徴

中身がコルク質や繊維質になっているため、水に浮く構造になっています。
そのため、海面を漂い、旅をします。
熱帯地方にヤシ類が広く分布しているのは、果実が海流に乗って広く散布されたためです。