ユリノキ(学名:Liriodendron tulipifera)
樹高 : | 原産地の北米では高さ60mを越えるものもある。直径1m。 |
葉 : | 葉は薄くて硬く、淡緑色平滑で浅く、手のひら状に2~4裂。 Tシャツや半纏のような形をしている。 |
花 : | 花期は5~6月頃。花の大きさは直径5~6cm。 枝先にクリーム色やオレンジ色の斑点のある、 直径5~6cmの花を高い梢の上に咲かせる。 |
果実 : | 果実は集合果。翼のある果実がたくさん集まり、1つの果実を作っている。 |
どんな植物なの?
北アメリカ中部原産。日本へは明治時代初期に渡来しました。
形状はチューリップに似ています。生長が速く、街路樹・庭木・公園樹として利用されます。
また、重要な蜜源植物で、良質の蜂蜜が得られます。材としては、器具・建築・合板・楽器・ソーダパルプに利用されます。
(モクレン科 落葉高木)
種の旅の特徴
種子は堅いプロペラ形の実に包まれ、風が吹くと3~4cmのプロペラになり、枝を離れます。
種子の部分が重心、薄く伸びた部分が翼になった偏心構造をとり、プロペラのようにくるくると回りながら落ちていきます。
ほかの葉が、飛行の邪魔にならないように、すべての葉が落ちる晩秋に種子を飛ばします。